sTokensのmetadata

Kenta Sato
所要時間, 2分
初級

はじめに

2021年、web3の領域においては多くの変化がありました。中でも大きな話題の一つにNFTがあります。著名人の購入、大企業の参入、老舗オークションハウスにおける販売など多くのNFTに関するニュースを目にしました。読者の中にも、実際に購入された方もいるのではないでしょうか。しかし、NFTのmetadataについてご存じの人はあまりいないと思います。今回のブログではNFTのmetadata、そしてDev ProtocolのNFTがもつmetadataについてみていきます。

NFTのmetadata

NFTについては多くのところで説明されているので、ここで説明はしません。ここではNFTのmetadataについて詳しくみていきます。

Metadataとは? permalink

Metadataとは、

data that provides information about other data.

他のデータについての情報を提供するデータ
(Merriam Websterから引用)

と定義されています。

ではNFTにおけるmetadataとはなんでしょうか?EIP-721では次のように説明されています。

The metadata extension is OPTIONAL for ERC-721 smart contracts. This allows your smart contract to be interrogated for its name and for details about the assets which your NFTs represent.

metadataはERC721のオプションで、NFTが表す資産についての名前や詳細について........
この文章を訳すのは難しいので、他の引用を見てみます。

NFT metadata defines the NFT as an object, i.e., details about the digital asset.

metadataはNFTをオブジェクト、すなわちデジタル資産についての詳細である。(IPFS Blogから引用)

まとめるとmetadataには個々のNFTの情報が入っているといえます。

どうやってmetadataを取得するか? permalink

metadataを取得するには、ERC721の場合まずtokenURI()に、NFTのtoken idを渡すことによってhttpまたはIPFS URLを取得します(ERC1155の場合はurl())。このhttp、IPFS URLにアクセスすると、JSON Schemaのmetadata見ることができます。

OpenSeaサイトでは次のようなmetadataの例が挙げられています。

{
"description": "Friendly OpenSea Creature that enjoys long swims in the ocean.",
"external_url": "https://openseacreatures.io/3",
"image": "https://storage.googleapis.com/opensea-prod.appspot.com/puffs/3.png",
"name": "Dave Starbelly",
"attributes": [ ... ],
}

Metadataで何をするのか? permalink

metadataは個々のNFTの情報です。例えば、”image”にあるhttpまたはIPFS URLにアクセスし画像、動画を取得することができます。OpenSeaなどのマーケットプレイスは、このmetadataを表示することで個々のNFTについての情報を公開しています。

これでNFTのmetadataがどのようなものか理解できたと思います。

sTokens

NFTというとアート、動画、音楽などをOpenSeaに代表されるマーケットプレイスを通じて購入することをイメージすると思います。しかし、Dev Protocolについて詳しい方はご存じだと思いますが、Dev ProtocolもNFTを発行しています。ここからはDev ProtocolのNFTについてみていきます。

どうやったらDev ProtocolのNFTがもらえるのか? permalink

Dev Protocolが提供するNFTはsTokensといいます。sTokensとはどのようなものでしょうか?以下の引用が説明してくれます。

sTokensとは(エストークン:Staking Tokenの略)、パトロンがクリエイターを支援したとき(スーテクしたとき)、パトロンにステーキングの証明書として与えられるNFTです。

Dev ProtocolのNFTは、ステーキングしたときにもらえるトークン。このステーキングされた時に発行される、ということを覚えておいてください

Dev ProtocolのNFTの特徴とは? permalink

新しいsTokensの特徴として、クリエイターがsTokensにイラスト、画像を紐づけられることがあります。

一度まとめてみます。

①Dev ProtocolのNFTであるsTokensはステーキングの証明としてもらえる。

②クリエイターはsTokensにイラストや画像を追加できる。

(簡単にsTokensについて説明しましたが詳しくはここを見てください。)

sTokensのmetadataとは? permalink

もうお分かりですね、上記の二つの情報がsTokensのmetadataの中に入っているはずです。

それでは見ていきます。Dev ProtocolのSTokensManager.solの中に、先ほど説明したtokenURL()があります。Dev Protocolではこの関数がBASE64を返します。このBASE64をデコードするとjsonで表記されたmetadataになります。sTokensのmetadataではname, description, imageの3つの情報を保有しています。

①“name”の部分にはステーキングしたpropertyのアドレス、そしてステーキングしたDEVの数が記されています。

②"image"の部分にはデフォルトでbase64にエンコードされた画像情報が保存されています。この部分はクリエイターが自身の作品のIPFS URLをセットすることもできます。

このようにsTokensのmetadataにはステーキング、そしてクリエイターの表現したものという、Dev Protocolを象徴する情報が入っています。

最後に

今回はNFTのmetadataについて取り上げました。すでにステーキングをされた方は、自身のsTokensのmetadataを探してみてください。これからステーキングを考えている方は、クリエイターが提供するアート機能を参考にステーキング先を選ぶのも面白いかもしれません。最後まで読んでいただきありがとうごいました。

参考資料 permalink

EIP 721

Merriam Webster

IPFS Blog, How to Store and Maintain NFT MetaData

OpenSea, Metadata Standardds

Openzeppelin forum, How to provide metadata for ERC721

Yusuke Ikeda, Launching NFT art function of sToken

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